実際の対策例
精神状態によって、汗の量も変わります。緊張などのストレスがかかることで手が汗ばみ、そのことを気にしてさらに汗が出てくるという悪循環に陥っている人も多いと思います。
そんな方にまず知ってもらいたいのは、誰でも緊張すると手に汗をかくということです。手に汗を握るという言葉がありますよね。
特に好きな人と手をつないだり、偉い人と握手をしたり、取引先に営業に行ったりする場合には、緊張するものです。ある程度は正常な反応なんです。
こういった汗を減らすには、精神状態をコントロールできればいいということになります。抗不安薬などの薬を処方してもらうこともできますが、あがり症の対策として、みんながどんなことをしているのかちょっと見てみましょう。
■ 楽器を演奏する方で、普段から制汗クリームや嚥下塩化アルミニウムを使っているという方がいますが、演奏前にはベビーパウダーを多めに手にはたくという方法をとっているそうです。
■ ハンカチを二枚用意しておいたり、吸水性のいいハンドタオルを持ち歩いたりというのは基本ですが、場合によっては薄手の手袋をしているという人もいます。手袋をしていることで安心して、汗の量が減るという効果も。
■ 深呼吸も効果的。緊張した状態というのは、ドキドキして呼吸も速くなっています。心臓の鼓動を意識してコントロールするのは、よっぽどのヨガの達人でないと難しいですが、呼吸の速度なら誰でも変えられます。
ありがちな対処法ではありますが、肉体から精神へアプローチするという実に効果的な方法なんですね。
あがり症を克服すれば…
緊張して汗をかくなら、緊張しなくなればOKですよね。
ということで、あがり症の対策として、イメージトレーニングを紹介します。
→手汗を止めるあがり症対策イメージトレーニング