手汗や脇汗、足汗、顔汗、、、
手や脇などの局所的に多くの汗が出る原因は何でしょうか。
全身に汗をかくものを全身性多汗症と言うのに対して、局所性多汗症と言います。
手掌多汗症(手汗)、足蹠多汗症(足汗)、腋窩多汗症(脇汗)などがあり、辛いものを食べたときに汗をかく味覚性多汗症というものもあります。
実は多汗症で悩んでいる人のほとんどが局所性のもので、その直接的な原因は交感神経にあります。
緊張などの精神的なものや、病気など様々な理由で交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、部分的に大量の汗が出てしまいます。
交感神経を狂わせる原因として、精神的なものと病気によるものがあります。
精神的なものとしては、緊張や不安などのストレスが主な引き金となります。これは発汗恐怖症とも呼ばれます。
緊張すると手などから汗をかくのは、ある程度は当たり前のことで、誰でもあてはまります。
あがり症であることも多く、人前でなにか発言や発表するときなどに失敗したらどうしようという気持ちが、汗を呼んでしまいます。
そして、汗を気にしすぎることで、また出てしまうと言う悪循環が起こってしまうんです。
また、心の問題だけでなく肉体的な原因もあります。何かの病気などによって引き起こされている場合もあるということです。
バセドウ病、甲状腺機能亢進症、結核、急性リウマチ、糖尿病、末端肥大症などのホルモンバランスを崩してしまう病気が多汗症の原因となることもあるのです。
急に汗をかくようになったという場合には、内科などで検診を受けることをおすすめします。